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青春回顧録16

大阪には珍しく、連日雪が降っています。
量は全然たいしたことなくてチラチラ降るだけですが。
気温が低いせいか、あかぎれがひどくて
家事が億劫な毎日です。

さて続き。
8thアルバムのこと。
このアルバムは再結成して初めてのアルバムだったので、
ドキドキというか、緊張というか、すごかった。
心のどこかで「どうよ、再結成って」って思ってる部分だってあったし、
単に「いい曲~♪」とかじゃない聴き方になるのは当然で。
したくなくても批評めいた聴き方になるのは当然で。

10年ぶりに聴くサニーデイの新しい曲。
記念すべき1曲目『恋人たち』。
最初に思ったのはとにかく
「へ?またそこからやるの?」
またって言ったって前にそんなのがあったわけではないんですが。
なんというか、この10年は?って感じで、
曽我部さんのこの10年のキャリアがごっそり抜け落ちてる感じがして。
(ごっそりは明らかに言い過ぎですが、第一印象はごっそりでした)
なんかちょっとヘロヘロだし、なんかちょっともっさりしてるし、
なんかちょっと音質も悪いし、ベテランの雰囲気がない。
かと言って初々しさとか若々しさとかもなくて、
むしろちゃんと38歳・39歳の感じがして。
時間の軸がおかしくなったみたいな気がして。
曽我部さんもソカバンの曽我部さんとは別人。
別人というか、同じ時の人と思えなかった。

『恋人たち』(『本日は晴天なり』から)

この曲のデモテープを曽我部さんがメンバーに送ったところから
アルバムの制作は始まったそうです。
そのデモテープを田中さんがとても気に入ったそうで、
「録る?」となったんだとか。
で、スタジオできれいに録ったものでOKになっていたそうですが、
田中さんが最初の方(デモテープ)がいいと言い出したそうで。
デモテープの雰囲気に近づけて何度も録りなおしたそうですが、
やればやるだけ遠ざかっていき、
結局アコースティックギターと歌だけのデモテープに
3人が演奏を重ねるという形になったそうです。
つまり、記念すべき1曲目はまさかのデモテープがベース。
音質の悪さは演出かと思いましたが、そういう事情でした。
それにしても田中さん、曽我部さんのデモテープを聴いて
余っ程感じるものがあったんやなー。


1~3曲目までを聴いた流れというのもあったと思いますが、
とにかく4曲目の『南口の恋』という曲の前奏聴いた瞬間に
私は完全にやられてしまいました。
サニーデイの音がする、また聴けた、ついに聴けた、みたいな。
そして曽我部さんが「街と恋人たち」という、
これでもかというくらいサニーデイらしいテーマを歌っていることも
嬉しかったし(やっぱり詞もちゃんと歳をとってますが)。
1曲目から音も詞もサニーデイだったんですけどね、
なんかここまで来て完全にやられてしまいました。
心地よいもったりとしたリズムに揺れながら
あの時終わってしまったと思っていたものに
ちゃんと「続き」があったことが嬉しくて、
ボロボロと泣きながらこの曲を聴きました。
そんなふうに聴くつもりはなかったのに。
まあ、妊婦は涙もろいものなので。

『南口の恋』(『本日は晴天なり』から)

この曲、実は以前に一度載せたことがあります。
セン次が3歳になった時に。
(「今頃ですが・・・セン次3歳」)
興味のある方は読んでいただけたらわかるのですが、
私のサニーデイへの触れ方がサラッとし過ぎてます。
これが本来の私。
深くは触れたくない。
昨年夏にリリースされた10thアルバムを聴くまでは
ずっとそうでした。
今の私が異常なんです。
こんなにサニーデイについてベラベラと。

さて、私が泣きながら聴いた『南口の恋』は、
この頃ようやく3人で取材に応じた時の内容で、
「一発録りの曲」とだけしか紹介されませんでした。
(ピアノはなんと鈴木慶一さん!)
しかもこのアルバム一発録りが多いし。
そしてそれぞれが気に入っている曲についての話になっても
3人とも誰も掠りもしませんでした。
まあそんなもんです(笑)
でも、私にとっては大切な大切な曲です。

アルバム通して思ったことは。
これはちゃんと10年歳をとったサニーデイだということ。
昔あった独特のピリピリした緊張感とか
ちょっと冷たいエネルギーは無くなっているし、
ソカバンで繰り返されるシャウトのせいか
曽我部さんの声に「かすれ」があるし、
(これはソカバンのアルバムでは気づかなかった)
他にも時が経ったことがわかる部分がある。
でも間違いなく3人の音で、
相変わらず垢抜けない音がして、
サニーデイでしか聴けないものがあって・・・
10年という月日の中で、
変わっていくものはどうしたって変わっていくし、
変わらないものはどうしたって変わらない。
そのことに抗う感じがないのが気持ちよかった。
それから、
曽我部さんがサニーデイじゃなくなっていったんじゃなくて、
3人じゃないからサニーデイじゃなかっただけだということ。
そして時が経っても3人になればサニーデイになるということ。
それから、私はやっぱり3人の出す音が大好きだということ。

曽我部さんの話によると、
このアルバムは新規のリスナーは対象にしていないそうです。
当時熱心にサニーデイを聴いていた人たちに向けて
制作されたそうです。
3人集まってみると、その演奏が惨憺たるものだったそうで、
自分たちの存在を思い知らされたんだとか。
サニーデイは拙い3人のそれ以上でもそれ以下でもなかったと。
サニーデイをもう一度やるというのは青春をもう一度やることで、
もう一度傷つくとかもう一度失敗するとか、そういうことなんだと。
スキルも経験もない自分に戻ることなんだと。
そういう思いからなのか、
バンドの息遣いが伝わるごまかしの利かない一発録り
(各パートが別々に録ったものを重ねるのではなく、
せーので同時に演奏したものを録ること)を多く採用し、
編集を行わないままの曲がほとんどだそうです。
記憶の中で美化されているであろうサニーデイは、
本当にこれで合っていますか?という気持ちだったとか。
それでも感動してもらえたら本物だし、
がっかりされたらそれだけのバンドだったということ。
そんな思いで制作されたそうです。
それなら私の答えは「合っています」としか言えません。

自分がどう感じるかだけが大切で、
他の人がサニーデイをどう感じるかは特に興味がなかったのですが、
この記事を書くにあたって他の人の感想を探して読んでみました。
私と同じように
変わったものの中の変わらないものに目が向く人もいれば、
変わったものだけを嘆いている人もいました。
こんなのただのノスタルジーだと言う人もいて、
それはこの4年後にリリースされた9thアルバムでは
もっと顕著になるのですが。

これは今になって思うこと。
「晴れ」がキーワードになっている曲があるので、
タイトルはそういう意味でつけられたと思うのですが、
「本日は晴天なり」って「It's fine today」の直訳で、
マイクチェックで使われる言葉ですよね。
現在も使われているかは知りませんが。
その後の2枚のアルバムを聴いた今は、
姿勢を正して「さあ始めます」みたいな、
マイクチェックみたいな、
そんなアルバムに思えてきて、
いいタイトルだなぁと勝手に思っています。

で。
このアルバムを聴いたのが2010年4月19日のこと。
それから1週間経たない4月25日にセン次は生まれました。
そして同じ年の5月、晴茂くんは急性膵炎で入院し、
3カ月間活動ができなくなりました。

長くなりました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。







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No title

>鍵コメさん(Mさん)

アドバイスいただき、ありがとうございます!
Mさんのお家は場所によってお湯の温度変えられるんですね!
しかも33度っていいですね。
ウチは全部統一で、37度より下には設定できないんです。
水分をしっかりふき取るのは大切ですよね。
痛いとそこをさぼりがちになるので気をつけます!

私は軽いアトピー体質で肌が弱いです。
洗い物にビニール手袋は必須で、
皮膚科の先生にその下に布手袋もはめるように言われて
そのようにしています。指輪は禁止です。
手湿疹もひどく、野菜のアクにまけることもあり、
茹でたホウレンソウなんて素手で絞ってしまったら、
手がパンパンに腫れて、
しばらく痒さと悪寒に襲われて何もできなくなります。
なかなか厄介な肌質で・・・。
ハンドクリームも尿素入りは厳禁で、
皮膚科の薬を塗って寝るのですが、
夜中に痛みや痒さで目が覚めることもしょっちゅうで、
この時期は辛いです。
Mさんも思うように手が動かないとのことでしたし、
母もギランバレー患ってますので
年中しびれっぱなしの手で家事をしています。
皆、いろいろありますね。
主婦は大変です!
お給料がほしいです(笑)

まだまだ寒い日が続きますが、お互い元気でいきましょうね!
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プロフィール

りるび。

Author:りるび。
パニック障害を乗り越えて、結婚。男の子3人の母。結婚生活を送る上で、子育てをする上で、物事の考え方に変化が。子供とともに成長中。
ダンナ(テン):天然で楽観主義。開業、転職を繰り返しどうにか落ち着く。
長男(マル太):9歳。何かと器用で飄々とした小学4年生。
次男(セン次):7歳。小学1年生。よく笑い、よく食べる。言葉と情緒、見守り中。
三男(ケンゾー):3歳。おませで口達者。甘えん坊。

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