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パニック障害の記録18

パニック障害の記録17の続きです。

まだ診察室での話しです。
私はこの病院に約5年間お世話になりました。
その間、先生とどんなやり取りをしたのか、
事細かに覚えているわけではもちろんありませんが、
初めて診察していただいた時と、
27歳で入院した時に診察していただいた時の内容は
かなり鮮明に覚えています。


ではこれからどんな治療をしていけば良いのか。
先生のお話はこのような内容でした。
(先生は「パニック症候群」と呼ばれていましたが、
ややこしくなるので、以下「パニック障害」で統一します)

パニック障害は発作の記憶が発作を呼び起こすが、
逆にいえば、発作の記憶を薄れさせることで改善される。
そのためには、とにかく発作を減らすこと。
発作が減れば、不安や恐怖が軽減され、発作は起きにくくなる。
発作を減らし、発作を起こさなくなることで、
「大丈夫だ」と自分をコントロールしていく。
ということでした。
ものすごく納得できる内容でした。
(私の文章では納得できる内容なのかどうかわかりませんが)
パニック障害は、薬を飲めば治るというものではありませんが、
薬の力を借りて改善していくことが可能なんですね。


そして先生は、「発作を抑えられる薬があります」と
はっきりとおっしゃいました。
10代の頃、出す薬はないと言われ続けてきたので、
このことも私にとっては感動的なことでした。
本当に本当に救われる思いでした。

この時、3種類の薬を出していただきました。
薬の説明をしていただきましたが、
先生は「発作が抑えられる」ということをとても強調されていました。
それから発作が起こりそうになった時、
過呼吸になるので深く息を吸ってはいけないと教えていただきました。
ビニール袋の中や、自分の手で口元を覆ってその中で息をするようにと。
そして、1週間後に次回の予約をとっていただき、
診察が終わって私が腰を上げる頃、
「辛かったと思います。ずいぶんラクになりますよ」と言って下さいました。

この診察だけで治ってしまうんじゃないかと思えるくらい、
嬉しい気持ちで病院から帰ってきました。
実際はもちろんそんなに簡単に治ったりはしませんが


私がこの後、約5年間お世話になったこの先生について少しだけ。
いつもにこやかで穏やかで、大きく頷きながら話を聞いて下さる
先生でしたが、やたらと愛想がいいとか、子供を諭すような話し方を
される先生ではありませんでした。
(私の好みの問題ですが、愛想の良い先生って好きじゃないもんで…)
静かに丁寧に、だけど力強く話される方で、首を傾げたり、
「~かもしれない」という曖昧な表現をされた記憶がありません。
先に書いたように「発作が抑えられる」「ラクになる」と
断言していただくことで私はずいぶん救われました。
それは先生のパニック障害の患者への
コントロールのひとつだったのかもしれないですね。
だとしたら、私は上手くコントロールしていただいたのだと思います。
この先生は、現在当時の総合病院にはいらっしゃいません。
今は新しいことを始められていて、それは私には直接関係のない内容ですが、
敬意を抱かずにはいられない内容です。
何度かテレビで拝見したのですが、スゴイお方だったのだと改めて思います。


先生の言葉通り、薬を服用することで、
急激にラクになっていきました。
とはいえ、副作用や断薬の離脱症状などもありましたし、
入院するほど症状が悪化した時期もありました。
でも、薬を飲み始めてからは頭まで痺れるような発作は
起きなくなりました。
薬だけのおかげではありません。
パニック障害はセルフコントロールの問題なのだと知ったことで、
積極的に「大丈夫だ」と自信を持つ努力を私なりにしました。


次回は薬について記録したいと思います。



※パニック障害の症状や発作を起こしやすい場所や状況など、
 患者さんそれぞれで異なるものと思われます。
 私がつらつらと書き連ねるパニック障害についての内容は
 あくまで私個人の経験の記録です。

※これまでの記録はカテゴリ「パニック障害の記録」を
 ご覧ください。





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コメント

No title

なるほど・・・
発作は抑えられるのですね@@
すごく新鮮な発見だったと思います。

薬の離脱症状、気になります
頭ががんがんしたり、手足がしびれたり
そんなことはなかったでしょうか?
気分的なものもあるかもしれません
差し支えなければ
そんなことも知りたいです。

それから、もし、よろしければ
リンクを張りたいのです
お願いします。

No title

>ころなさん

コメントありがとうございます。

薬の離脱症状は、それが離脱症状なのか、
体調不良なのか、はっきりとわかるものではありませんが…。
しかも私の場合は妊娠を機に断薬したこともあり、
つわりと重なったためますますはっきりしません。
ただ、吐き気やある程度の倦怠感、
ある程度の気分の浮き沈みはつわりだったとしても、
しつこすぎる頭痛、鉛のように体が重くなる、
何もかもが敵のような気持ちになる、
といった症状は断薬による症状だったのでは…と思っています。
ちなみに、その薬というのはパキシルのことです。
すでにパキシルを離れていた次男妊娠時には
それらの症状はありませんでした。
つわりも妊娠毎に異なるものらしいので、わかりませんが…
手足のしびれというのは私はなかったですね。
その頃のことについてもいずれ記録する予定です。

私のでよければリンク貼ってください。
こちらも貼らせていただきますね。
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プロフィール

りるび。

Author:りるび。
男の子3人の母。パニック障害発症から20年。11年間の断薬を経て、新たにパニック障害と向き合う。
ダンナ(テン):天然で楽観主義。
長男(マル太):何かと器用で飄々とした高校1年生。
次男(セン次):中学1年生。支援学級在籍。言葉と情緒、見守り中。
三男(ケンゾー):小学4年生。おませで口達者で甘えん坊。

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