2012.07.10(Tue)
パニック障害の記録19の続きです。
20まで来てしまいました。
書き始めた当初は、そんなに長くなる予定じゃなかったんです。
びっくりですね
しかもまだ結構先がありますし。
症状を読んで「わかる」と言ってくださる方もいらっしゃいますし、
カテゴリ「パニック障害の記録」を読んで下さる方もおられるようです。
自分のために書き始めた記録ですが、
ちょっとくらいどなたかの役にたっているかもしれない、という思いで
現在に至るまでを頑張って書いてみようと思います。
ドグマチール、コンスタン、パキシルを服用し始め、
はじめのうちは経験したことのないような睡魔に襲われていました。
朝起きるのはもちろんつらいし、
なんとか起きても朝食食べながら気付くと寝てたり、
鏡の前でお化粧しながらいつのまにか横になってたり、
とにかく眠たい眠たい眠たい眠たい…
電車の中でも何度もガクンと膝が折れ、
あー、眠たい眠たい眠たい眠たい…
眠たすぎるおかげで、
電車に乗っている不安がないくらいでした。
仕事中はどうだったのか、あんまり覚えていないのですが
まー眠たかったでしょうね
ちゃんと仕事してたんかいな…
恐ろしい睡魔でしたが、嵐のような発作はなくなりました。
薬との相性が良かったのか、
先生の「発作を抑えられる」という言葉の
おまじまいにかかっていたのか、
両方でしょうね。
2週間だったか、3週間だったか、
睡魔が落ち着き始めると頭がスッキリしていました。
眠っている時以外はずっと続いていためまいも消え、
カプセルの中にいるような変な感覚もなくなり、
皮膚の感覚も正常に戻っていました。
不安や恐怖は無くなりはしませんが、
発作が起きないだけでどれだけラクになったことか。
ほんとにひどかったんです、その前の数ヶ月間。
病院へ行ったのが2月頃だったと思いますが、
GW頃に、一人で出勤を始めました。
一人で出勤すると言った時、
母が本当に安心した様子で嬉しそうにしていました。
病院へも電車とタクシーで一人で行けるようになりました。
今日は初めてここまで一人で来ましたと先生に言うと、
大きく頷いてくださいました。
24歳。もう立派な大人になっていましたが、
「一人でできる」と言えることが嬉しかったです。
ホーム、電車、病院の待合室ではいつも本を読んでいました。
自分に意識がいくと不安や恐怖に襲われるので、
できるだけ没頭できる推理小説を選ぶようにしました。
仕事の帰りに自宅の最寄り駅を降りると、
遠回りをして家に帰りました。
リハビリです。
「一人で外出しても大丈夫」という自信を持つために、
できるだけ遠回りをしました。
ただし、ひたすら歩き続けること。
止まってベンチになんて座ってしまったら、
すぐに不安と恐怖が襲ってきます。
「大丈夫」を手に入れるために無理をして、
「大丈夫じゃなかった」にしてしまうと、
受けるダメージは大きいです。
無理のない程度に努力をしました。
その年の秋には、友人のいる名古屋まで
一人で新幹線に乗っていきました。
春から東京暮らしをしていた姉のところへも
一人で行きました。
もちろん直前にコンスタンを飲んで。
どや。一人で東京まで行けるんやで!
と誇らしげな気持ちになったもんです。
コンスタンはすぐに減らし始めました。
6月頃の時点で、1日2回になっていたと思います。
ドグマチールは前回書いた副作用の関係で切り上げ、
パキシルは変わらず就寝前に2錠服用していました。
24歳は調子が良かったですね。
でもそんなに簡単に「克服しました」というわけにはいきません。
まだ先があります。
でも、私のいちばん辛かった時期は乗り越えました。
今日はここまでにします。
※パニック障害の症状や発作を起こしやすい場所や状況など、
患者さんそれぞれで異なるものと思われます。
私がつらつらと書き連ねるパニック障害についての内容は
あくまで私個人の経験の記録です。
また、薬の記述については記憶違いをしている可能性もありますので
ご了承ください。
※これまでの記録はカテゴリ「パニック障害の記録」を
ご覧ください。
20まで来てしまいました。
書き始めた当初は、そんなに長くなる予定じゃなかったんです。
びっくりですね

しかもまだ結構先がありますし。
症状を読んで「わかる」と言ってくださる方もいらっしゃいますし、
カテゴリ「パニック障害の記録」を読んで下さる方もおられるようです。
自分のために書き始めた記録ですが、
ちょっとくらいどなたかの役にたっているかもしれない、という思いで
現在に至るまでを頑張って書いてみようと思います。
ドグマチール、コンスタン、パキシルを服用し始め、
はじめのうちは経験したことのないような睡魔に襲われていました。
朝起きるのはもちろんつらいし、
なんとか起きても朝食食べながら気付くと寝てたり、
鏡の前でお化粧しながらいつのまにか横になってたり、
とにかく眠たい眠たい眠たい眠たい…
電車の中でも何度もガクンと膝が折れ、
あー、眠たい眠たい眠たい眠たい…
眠たすぎるおかげで、
電車に乗っている不安がないくらいでした。
仕事中はどうだったのか、あんまり覚えていないのですが
まー眠たかったでしょうね

ちゃんと仕事してたんかいな…

恐ろしい睡魔でしたが、嵐のような発作はなくなりました。
薬との相性が良かったのか、
先生の「発作を抑えられる」という言葉の
おまじまいにかかっていたのか、
両方でしょうね。
2週間だったか、3週間だったか、
睡魔が落ち着き始めると頭がスッキリしていました。
眠っている時以外はずっと続いていためまいも消え、
カプセルの中にいるような変な感覚もなくなり、
皮膚の感覚も正常に戻っていました。
不安や恐怖は無くなりはしませんが、
発作が起きないだけでどれだけラクになったことか。
ほんとにひどかったんです、その前の数ヶ月間。
病院へ行ったのが2月頃だったと思いますが、
GW頃に、一人で出勤を始めました。
一人で出勤すると言った時、
母が本当に安心した様子で嬉しそうにしていました。
病院へも電車とタクシーで一人で行けるようになりました。
今日は初めてここまで一人で来ましたと先生に言うと、
大きく頷いてくださいました。
24歳。もう立派な大人になっていましたが、
「一人でできる」と言えることが嬉しかったです。
ホーム、電車、病院の待合室ではいつも本を読んでいました。
自分に意識がいくと不安や恐怖に襲われるので、
できるだけ没頭できる推理小説を選ぶようにしました。
仕事の帰りに自宅の最寄り駅を降りると、
遠回りをして家に帰りました。
リハビリです。
「一人で外出しても大丈夫」という自信を持つために、
できるだけ遠回りをしました。
ただし、ひたすら歩き続けること。
止まってベンチになんて座ってしまったら、
すぐに不安と恐怖が襲ってきます。
「大丈夫」を手に入れるために無理をして、
「大丈夫じゃなかった」にしてしまうと、
受けるダメージは大きいです。
無理のない程度に努力をしました。
その年の秋には、友人のいる名古屋まで
一人で新幹線に乗っていきました。
春から東京暮らしをしていた姉のところへも
一人で行きました。
もちろん直前にコンスタンを飲んで。
どや。一人で東京まで行けるんやで!
と誇らしげな気持ちになったもんです。
コンスタンはすぐに減らし始めました。
6月頃の時点で、1日2回になっていたと思います。
ドグマチールは前回書いた副作用の関係で切り上げ、
パキシルは変わらず就寝前に2錠服用していました。
24歳は調子が良かったですね。
でもそんなに簡単に「克服しました」というわけにはいきません。
まだ先があります。
でも、私のいちばん辛かった時期は乗り越えました。
今日はここまでにします。
※パニック障害の症状や発作を起こしやすい場所や状況など、
患者さんそれぞれで異なるものと思われます。
私がつらつらと書き連ねるパニック障害についての内容は
あくまで私個人の経験の記録です。
また、薬の記述については記憶違いをしている可能性もありますので
ご了承ください。
※これまでの記録はカテゴリ「パニック障害の記録」を
ご覧ください。
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